今回は指しゃぶりの歯並びへの影響についてです。
指しゃぶりはお母さんのお腹の中でも、胎児が指をしゃぶっている事がエコーで確認されています。何かを口で吸うという生きる為の本能なんですね。
でも長く指しゃぶりを辞められないでいると3才頃には歯並びに影響が出てくる事があります。上の前歯が突出したり、前歯が咬み合わない、発音しにくい、飲み込みにくい等があげられます。
歯の傾きだけでなく上顎から出てしまうと永久歯の歯並びにも影響が出て、大人になっても出っ歯や前歯で咬み切れない、舌足らずな発音になったり嚥下しにくいといった事がおこる可能性があります。
生理的行為なので早くに無理やりやめさせる必要はないのですが、できれば歯並びに影響が出る前にやめられるといいですね。やめさせるのは難しいですが、爪に塗る苦いマニキュアみたいなものを活用してみたり、指サックや手袋などを使う方法もあります。また心理的要因がある事もありますので、焦らずお子さんと向きあえるといいですね🤗
