「口腔粘膜が白くなっている」という症状は、思いがけず鏡の前で見つけて心配になる方も多いのではないでしょうか。口の中の粘膜が白く変色する原因はさまざまで、単なる刺激によるものから、専門的な治療が必要な疾患まで幅広く存在します。
よくある原因の一つは慢性的な刺激や摩擦
歯並びの不具合や合わない入れ歯、頬を噛む習慣など、物理的刺激が持続すると、粘膜が硬く白く変化することがあります。これを「摩擦性角化症」と呼びます。単なる刺激に起因するものであれば、原因を取り除くことで改善が期待できます。
口腔カンジダ症(真菌感染)も要注意
白い膜状のものが粘膜に付着し、拭き取ると赤く炎症を起こしている場合は、カンジダ(真菌)の増殖が疑われます。免疫力低下や入れ歯の手入れ不足、ドライマウスなどが誘因となることが多く、適切な抗真菌薬の使用や清掃指導で対処可能です。
白板症(はくばんしょう)などの粘膜疾患
粘膜が白く厚みを持ち、こすると取れないような白斑がみられる場合、白板症や扁平苔癬(へんぺいたいせん)といった粘膜疾患の可能性があります。これらはがん化リスクがわずかながら存在することもあるため、定期的なチェックが重要です。



























